N&H、新しい臨床研究で低炭水化物ヴィーガン食による心疾患リスク因子の改善を確認
大豆製品・ナッツ類・植物油を含むEco-Atkins食でコレステロール値を低下

 

デュポン株式会社(本社:東京千代田区、代表取締役:田中能之)のニュートリション&ヘルス事業部は、低炭水化物ヴィーガン食(Eco-Atkins食)が体重減少およびLDLコレステロール値に与える影響を調査する臨床研究において、心疾患リスク因子の改善を示したと発表しました。

 ヴィーガンとは厳格な菜食主義者の意味です。この臨床研究は「6ヶ月間の低炭水化物ヴィーガン食が高脂血症の成人の心血管疾患リスク因子や体重に与える影響:無作為化比較対照試験」と題して2014年4月、BMJ(British Medical Journal:英国医師会雑誌)の査読研究ジャーナル BMJ Open に発表されました。
(原文サイト: http://bmjopen.bmj.com/content/4/2/e003505.full)
 研究では、大豆製品やグルテン、ナッツ類、野菜からのたん白質や脂肪を増量した低炭水化物ヴィーガン食は、高炭水化物低脂肪食に比べて体重減少がより大きく、LDLコレステロール値が有意に低い結果となりました。

心疾患リスク因子の改善

 低炭水化物ヴィーガン食を摂取した被験者には、乳・卵製品を含む高炭水化物ベジタリアン食を摂取した被験者と比べてより大きな体重減少がありました(それぞれ7%と6%の体重減少)。
重要なことは、低炭水化物食の被験者において、「悪玉」コレステロールと呼ばれる動脈のプラーク蓄積を引き起こす可能性があり、また心臓発作リスク増加につながるLDLコレステロール値の有意な減少を達成したことです(−0.49 mmol/L (−0.70 ~ −0.28); p<0.001)。 さらに低炭水化物食では、中性脂肪の減少(−0.34 mmol/L (−0.57 ~ −0.11); p=0.005)と、総コレステロールの減少(−0.62 mmol/L (−0.86 ~ −0.37); p<0.001)が注目されました。 HDLコレステロール値には、摂取食による差異は見られませんでした。

 BMIも、高炭水化物食(−0.4 kg/m2 (−0.8 ~ 0.0); p=0.039)と比べて低炭水化物食の被験者は大きく減少しました。またHbA1c値、血糖値及び血圧は両群ともに低下しました。

実生活に適応

 代謝調整段階の最初の1ヶ月間は全ての食事が提供されましたが、研究対象とされたその後の6ヵ月間は食事メニューを自分で選択できる方法を取りました。これはこの研究結果が実生活で予測される結果により近いという事を示唆しています。

試験について

 この研究は、2005年4月~2006年11月カナダの大学付属病院の栄養研究センターで39名の成人(19名のコントロールと20名のテスト参加者)を6ヶ月間にわたり評価しました。すべての被験者がやや高めから高めのLDLコレステロール値(診断時>3.4 mmol/L)およびBMI>27 kg/m2でした 。実験開始前に脂質降下剤を服用していた被験者は、試験の前および期間中同薬剤の使用を中止しました。
 トロント大学医学部のシリル・ケンドール博士は「低炭水化物ヴィーガン食は、6ヶ月間HDLコレステロール値を維持しつつLDLコレステロール値を9%減少させた結果と関連性がある事が判明し、HDLコレステロール値の減少を伴わずにLDLコレステロール値のみを減少させることで冠血管疾患リスクの低減が期待できます。」と述べています。

 デュポン ニュートリション&ヘルスは、持続可能なバイオ技術に基づいた広範な食品素材や、より安全かつより健康で栄養価の高い食品を提供するための先進的な分子解析技術を提供することにより、世界的な食品の課題に挑戦しています。お客様との緊密なコラボレーションを通じて、デュポンは常に革新技術の研究開発に全力を尽くし、比類のない市場価値を創造し続けています。(www.food.dupont.com

 デュポンは1802年の創業以来、世界最高水準の科学技術を基盤に、革新的な製品や素材、サービスを提案しています。お客様や政府、NGO、オピニオンリーダーとの連携を通じ、世界中の人々に十分に安全な食糧を提供すること、化石燃料依存からの脱却、人と環境の保護など、世界的な課題へのソリューションを見出すご提案が出来ると信じています。デュポンの取り組みに関する詳細は、http://www.dupont.co.jp(米国サイト:http://www.dupont.com)をご覧ください。

 

                                # # #