デュポン、環境対応型自動車用冷媒の 供給体制を確立、2015年末までに 700万台に対応
流通経路は米国国内および欧州、中東およびアフリカの40カ国に拡大

 米国デュポン社(本社:デラウエア州ウィルミントン、会長兼最高経営責任者:エレン・J・クルマン)の特殊化学品・フロロ製品事業部 グローバル・ビジネス・ディレクター、キャサリン・K・マコードが、2014年10月6日(米国時間)、新冷媒HFO-1234yfに関する自動車産業の動向について以下のコメントを発表しました。

 「デュポンでは、引き続きカーエアコン用の新冷媒HFO-1234yfへの迅速な切り替えに取り組んでいます。新冷媒は、2014年の年末までに300万台、2015年末までには700万台の自動車に導入されるものと見込んでいます。現在、世界の主要自動車メーカーのほとんどがHFO-1234yf冷媒を導入しています」

 「この環境対応型新冷媒の導入については、従来の冷媒R-134aのカーエアコン用途での使用を制限するよう、カーエアコン指令(MAC)の施行に向けた欧州委員会の措置や、米国環境保護局(EPA)の提案により強化されています」

「当社では、デュポン™オプテオン®YFとして販売しているHFO-1234yf冷媒を、米国および欧州の自動車および自動車サービス産業向けに供給する体制を整えています。当社は、中国と日本に生産拠点を持ち、他に先駆けてHFO-1234yf冷媒の生産能力を確立しました。昨年10月に発表しました生産能力の拡大についても順調に進んでいます。当社は顧客の予測需要に応えることのできる十分な供給体制を整えていますが、今後長期にわたる需要により妥当性が確認できれば、さらなる設備投資をする所存です」

 「当社ではアフターマーケット向けの冷媒供給について、欧州、中東およびアフリカの40カ国と全米内での供給体制を整備しました。本製品を取り扱う際に使用するサービス機器も販売しており、これら以外の国においても、HFO-1234yf冷媒を搭載した車両が市場に出るにつれ、アフターマーケット向けの供給体制も拡大してまいります」

 「広範な供給網があり、サービス機器が入手可能なことから、自動車メーカーは欧州でのMAC指令に適合し、かつ米国における温室効果ガス排出削減のクレジットを得ることができます」

 「自動車産業では、HFO-1234yf冷媒の導入決定を明らかにしてきています。なぜなら、この冷媒を導入することにより、冷却力、省エネ、安全性、材料適合性、持続可能性、および全般的なコスト効率など、一連のメリットが得られるからです」

 「自動車用低GWP冷媒として、CO2を使った冷媒についても提案がなされてきました。この技術については最初の特許が発行されてから25年が過ぎていますが、自動車産業に見られる

すべての兆候から、本技術の実用化はもっと先の未来になるものとされます。CO2は温暖な気候の下ではエネルギー効率が低く、万一漏出した場合、乗員が窒息する可能性があります。重量および容量の大きな高圧システムを必要とすることから、小型車にはいくつかの問題をもたらし、また、伝えられるところでは、カーエアコンのコストを大幅に押し上げることになるとされています」

 「オプテオン®YFのGWPは、CO2冷媒の数値よりも低い1未満です。本製品は環境対応型自動車用冷媒に望ましい選択肢として、広く認められています」

デュポンは冷媒および発泡剤で85年にわたり業界をリードしてきました。HFOはデュポンが紹介してきた冷媒、発泡剤および関連製品の第4世代に位置づけられるもので、当社は、今日の空調を可能にしているこの技術の大部分を他に先駆けて導入してきました。

デュポンは1802年の創業以来、世界最高水準の科学技術を基盤に、革新的な製品や素材、  サービスを提案しています。お客様や政府、NGO、オピニオンリーダーとの連携を通じ、世界中の人々に十分に安全な食糧を提供すること、化石燃料依存からの脱却、人と環境の保護など、世界的な課題へのソリューションを見出すご提案が出来ると信じています。デュポンの取り組みに関する詳細は、http://www.dupont.co.jp(米国サイト:http://www.dupont.com)をご覧ください。

*デュポン™オプテオン®は米国デュポン社の登録商標です。

                                #  #  #