デュポン たん白質の腸内細菌叢への影響に関する研究を発表
コレステロール低減と腸内環境改善のメカニズムを調査

米国デュポン社(本社:デラウエア州ウィルミントン、会長兼最高経営責任者:エドワード・ブリーン)のニュートリション&ヘルス事業部は、大豆たん白は乳たん白と比べて腸内細菌叢の多様性を高めるという研究をThe Journal of Nutritionの最新号で発表しました。デュポン ニュートリション&ヘルスのシニア テクニカルフェローのエレン・クルールは、たん白の種類による腸内細菌叢への影響の違いについて世界でも数少ない研究を行い、大豆たん白を取入れた食事が心血管代謝をさらに高めるとの見解を発表しました。

クルールは以下のように述べています。「この研究により、腸内細菌叢の多様性の高まりは心血管代謝の指標であることが示唆されました。腸内細菌叢の多様性が低いと、脂質異常症、肥満、体重増加、インシュリン耐性そして炎症などの発症率が高まります。大豆たん白などの高品質な植物性たん白を含んだ食事は、健康維持やダイエットに加えて心血管へも好影響を与えます」

「Soy Protein Compared with Milk Protein in a Western Diet Increases Gut Microbial Diversity and Reduces Serum Lipids in Golden Syrian Hamsters(乳たん白との比較、大豆たん白が洋食に使用された時の腸内細菌叢の多様性増加とゴールデンハムスターの血清脂肪の低下)」と題されたこの研究では、分離乳たん白と3種類の異なる加工がされたデュポンTMダニスコ®大豆たん白を洋食に使用した際の、血液の心血管代謝、腸内のさまざまな部位における腸内細菌叢の形成、そして脂質代謝と関わりのある肝臓内の細胞への影響について調査がされました。試験は、ヒトのコレステロール代謝モデルを検討するのに適切とされるハムスターを用いて行われました。結果、大豆たん白入りの食事を与えられたハムスターの方が、乳たん白入りの食事を与えられたハムスターと比較して腸内細菌叢の多様性が高い事が分かりました。大豆たん白を与えられた複数ハムスター(以下、大豆たん白群)の腸内細菌叢の分析結果は類似しており、乳たん白を与えられた複数ハムスター(以下、乳たん白郡)と比較して、重要細菌種が多数腸内に存在するという顕著な違いが見られました。

加えて、大豆たん白群では総コレステロールやトリグリセリドおよびアテローム発生リポたん白質粒子が乳たん白群と比較して、大幅に減少しました。この結果は、コレステロールの低減や脂質代謝改善などの、大豆たん白の有用性に関する既存の研究結果の裏付となります。

当社では数年にわたり乳酸菌などのプロバイオティクスの腸内細菌叢への有用性の研究を続けてきましたが、本研究は当社で初めてたん白の腸内細菌叢への有用性について調査したものです。「大豆たん白の心臓への有用性はこれまで多くの研究で立証されてきました。これらの結果は、大豆たん白を含む食事が腸内細菌叢の多様性を増加し、心血管代謝を促進するとの見解の裏づけとなります」とクルールは語ります。

デュポン ニュートリション&ヘルスはこれからも腸内細菌叢と健康に関する研究を継続し、たん白質を含む食品にプロバイオティクスを付与した製品開発を進めてまいります。

デュポン ニュートリション&ヘルスは、食品栄養の徹底した専門知識と、最新の研究や科学知識をもとに、食品、飲料そしてサプリメント業界へ比類のない価値を提供します。革新的な問題解決力と、深い消費者インサイトを持つ我々の幅広い製品ポートフォリオは、お客様の持つ問題や課題を、価値あるビジネスチャンスとする事が出来ます。(www.food.dupont.com.)

デュポンは1802年の創業以来、世界最高水準の科学技術を基盤に、革新的な製品や素材、サービスを提案しています。お客様や政府、NGO、オピニオンリーダーとの連携を通じ、世界中の人々に十分に安全な食糧を提供すること、化石燃料依存からの脱却、人と環境の保護など、世界的な課題へのソリューションを見出すご提案が出来ると信じています。デュポンの取り組みに関する詳細は、http://www.dupont.co.jp(米国サイト:http://www.dupont.com)をご覧ください。

本参考資料は、米国時間2016年3月3日に米国デュポン社が配信したリリースの抄訳です。当資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。