デュポン ニュートリション&ヘルス ラクチトールの緩やかな 便秘改善効果を 初のメタ分析で示唆

 米国デュポン社(本社:デラウエア州ウィルミントン、会長兼最高経営責任者:エレン・J・クルマン)のニュートリション&ヘルス(N&H)は11月19日、ラクチトールが、浸透圧性緩下剤*1と同程度に便秘を和らげる効果がある事を実証しました。

 このメタ分析は、便秘解消に対するラクチトール摂取の効果を初めて数値化したもので、合計663人を対象とする11件の臨床研究結果をまとめたものです。

良好な忍容性

 ラクチトールと、浸透圧性緩下剤として広く一般に使用されているラクツロースとの間には、便秘に対する効果に大きな違いはありませんでした。しかし、今回のメタ分析の結果では、ラクチトールは排泄回数を増やす傾向にある事が確認されました。さらに、エビデンスは限られていますが、ラクチトールは刺激性緩下剤*2よりすぐれていることが示唆されています。

 「今までも、研究資料などではラクチトールに便秘緩和効果があるのではないかと考えられていました。特筆すべき事は、ラクチトールは忍容性が高い、つまり副作用が少ないということです。」と、デュポンN&Hのリサーチマネージャーであり、この分析に研究者の一人として携わったアーサー・ ウエハンドは述べています。

製薬会社の興味をひく分析結果

 慢性的な便秘に悩む人は27%に達するという研究もあります。国際的な医学ジャーナルであるClinical and Experimental Gastroenterologyに掲載されたこのメタ分析は、処方薬や、市販薬を製造する製薬会社の興味をひくものです。

 OsmoAid™ラクチトールの製造者であるデュポンは、今回の研究結果が、ラクチトールと便秘改善効果に関する更なる研究の後押しになる事を望んでいます。

  「便秘に悩む人達のおよそ半数にとっては、現在の便秘治療では不十分と認識しています。今回のメタ分析では、一日10~20グラムのラクチトール摂取での効果が判明しましたが、今後は長期的なラクチトール摂取の効果について更なる研究が必要です。」と、デュポンの科学者であり、この分析に携わったジュリア・テニーラは述べています。

 本メタ分析の題名は、‘Efficacy and tolerance of lactitol supplementation for adult constipation: a systematic review and meta-analysis.’です。

FAOとWHOに認証された素材

 OsmoAid™ ラクチトールは、FAO(国際連合食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)に承認された糖アルコールで、食品やサプリメントに利用されており、浸透性緩下剤として認証している製薬機関もあります。緩やかな働きで、どの年代にも適しています。また、追加の研究では、ラクチトールの手術や入院に起因する便秘にも効果がある可能性を示唆しています。

 デュポン™ ダニスコ®は、より安全で、栄養価が高く、おいしくて、環境負荷が少なく費用対効果の高い素材を、食品・飲料・サプリメントやペットフード製造のお客様のご要望に沿って幅広く提供するブランドです。デュポンのグローバルネットワーク、食品科学そして技術を通じて、ダニスコ®素材は独自の幅広い応用技術と食品加工のノウハウに支えられています。

 デュポン ニュートリション&ヘルスは、持続可能なバイオ技術に基づいた広範な食品素材や、より安全かつより健康で栄養価の高い食品を提供するための先進的な分子解析技術を提供することにより、世界的な食品の課題に挑戦しています。お客様との緊密なコラボレーションを通じて、デュポンは常に革新技術の研究開発に全力を尽くし、比類のない市場価値を創造し続けています。

 デュポンは1802年の創業以来、世界最高水準の科学技術を基盤に、革新的な製品や素材、サービスを提案しています。お客様や政府、NGO、オピニオンリーダーとの連携を通じ、世界中の人々に十分に安全な食糧を提供すること、化石燃料依存からの脱却、人と環境の保護など、世界的な課題へのソリューションを見出すご提案が出来ると信じています。デュポンの取り組みに関する詳細は、http://www.dupont.co.jp(米国サイト:http://www.dupont.com)をご覧ください。

*1 浸透圧性緩下剤:腸に水分を引き込み、便を柔らかくするタイプの下剤。習慣性がなく、長期間の投与も可能。
*2 刺激性緩下剤:腸を刺激し、排便を促すタイプの下剤。習慣性があり、長期間利用すると効果が弱まることがある。