デュポン ニュートリション&ヘルス、 自社最大の製造拠点で、原料を全面的に認証パーム油に切り替え

 米国デュポン社(本社:デラウエア州ウィルミントン、会長兼最高経営責任者:エレン・J・クルマン)のニュートリション&ヘルス(N&H)は11月5日、デュポンの乳化剤の最大製造拠点であるデンマーク、グリンステッド工場において、原料として使用するパーム油を、2015年1月1日より、持続可能性に配慮した認証パーム油に全面的に切り替えることを発表しました。これにより、グリンステッドで生産される乳化剤は、持続可能能性に配慮したマスバランス(管理混合)*1方式で調達した原料を標準とするRSPO認証された製品として提供されることになります。

 デュポンN&Hは、2004年に行われた「持続可能なパーム油の為の円卓会議(RSPO)」以来、乳化剤の主要メーカーとして持続可能性に配慮した乳化剤の製造を目指し、業界をリードしてきました。また、デュポンは2009年から業界で初めてマスバランス方式によるRSPO認証パーム油を原料とした乳化剤を発売、2011年には、より認証レベルの高いセグリゲーション(分離)*2方式の原料を使用した製品を市場に初めて導入しました。

 デュポンN&Hのサステナビリティ担当ディレクターのアネットハンセンは次のように述べています。「我々は、2015年までに認証パーム油のみを原料として使用することを数年間にわたり責務としてきましたが、今回の発表はその目標に向けての大きな前進となります。グリンステッドには弊社最大の乳化剤製造拠点があり、その製品は世界中のお客様へ提供されています。持続可能な製品を通じて、世界中のお客様に利益をもたらす事ができます。」

 パーム油の原料であるアブラヤシは、植物油の原料として世界中で最も多く使用されており、世界の経済成長と食糧供給において欠くことのできないものとなりつつあります。しかし、アブラヤシの生産国、特にインドネシアやマレーシアでは農地拡大の為に熱帯雨林や泥炭地が追い詰められている状況です。それに応じて、世界の主要な小売業者や食品会社は2015年までにすべてのパーム油を経済的、環境的、そして社会的に有益で存続可能な方法で生産される、認証パーム油へと置き換えると誓約しています。

 「デュポンN&Hは、業界全体に良い影響を与えられる方向へ進んでいくよう取り組んでいます。」とハンセンは述べています。「我々はお客様と協力して、食品業界全体が一丸となって更なる持続可能なビジネスモデルを実現できるよう弾みをつけています。また、デュポン™ダニスコ®ブランド群ではパーム油を原料とする製品だけでなく、レシチンや大豆、ひまわり、菜種などを原料とする素晴らしい機能性を有する乳化剤も提供しています。」

※1 マスバランス :流通過程の中でほかのパーム油と混ぜ合わされますが、認証されたパーム油の数量は流通の過程においてすべて記録され、最終段階においても使用する認証パーム油の数量は保証されます。 
※2 セグリゲーション :認証パーム油は流通全体を通じて他の非人称油とは混ぜ合わされる事のない流通モデルで、RSPO認証された農園でとれたパーム油のみが原料です。

 デュポン ニュートリション&ヘルスは、持続可能なバイオ技術に基づいた広範な食品素材や、より安全かつより健康で栄養価の高い食品を提供するための先進的な分子解析技術を提供することにより、世界的な食品の課題に挑戦しています。お客様との緊密なコラボレーションを通じて、デュポンは常に革新技術の研究開発に全力を尽くし、比類のない市場価値を創造し続けています。

 デュポンは1802年の創業以来、世界最高水準の科学技術を基盤に、革新的な製品や素材、サービスを提案しています。お客様や政府、NGO、オピニオンリーダーとの連携を通じ、世界中の人々に十分に安全な食糧を提供すること、化石燃料依存からの脱却、人と環境の保護など、世界的な課題へのソリューションを見出すご提案が出来ると信じています。デュポンの取り組みに関する詳細は、http://www.dupont.co.jp(米国サイト:http://www.dupont.com)をご覧ください。