デュポンのグリンステッド工場、グリーンエネルギーへ転換
地域暖房の半分をまかなうエネルギーを提供、年間45,000トンのCO2排出を削減へ

デンマーク グリンステッド、2016年6月14日-–デンマークにあるデュポン ニュートリション&ヘルスのグリンステッド工場は、2017年より同工場内で使用している巨大石炭燃焼ボイラーを木質チップを利用する木質バイオマスボイラーへ変更し、事実上のカーボンニュートラル(排出される二酸化炭素の量と吸収される二酸化炭素の量が同じ量である状態)となることを発表しました。

グリンステッドの工場マネージャーのマーティン・マドソンは、「石炭の代わりに木質チップを利用する事は環境負荷低減に大きく寄与します。現在の化石燃料使用によるCO2排出量を年間45,000トン削減することが出来る上、本来ならば無駄になるエネルギーを地域の暖房向けエネルギーの一部として今まで以上に提供する事が可能となります」と述べています。

45,000トンのCO2は、デンマークのおよそ20,000台の一般的な車の排出量に匹敵します。グリンステッド工場は、世界中の食品向けに素材を生産しており、乳化剤に関しては世界最大規模の工場です。本工場で利用されるエネルギーはおよそ1万人の住民の熱消費量に相当します。

排出熱を地域暖房へ

デュポンは工場におけるサステナビリティを最重要課題の一つと位置づけ、各工場でのエネルギー効率を高めるための投資を行っております。更にグリンステッドの工場においては、2011年からは地域の暖房供給業者に、地域全体の熱使用量のおよそ8%に相当する余剰熱を地域暖房向けに提供してまいりました。今回の取り組みは、さらに3,600もの地域暖房利用者へ利益をもたらします。デュポンは木質バイオマスボイラーより排出される燃焼ガスを利用する事によりエネルギーの供給量を拡大します。これにより地域で消費される暖房用エネルギーのおよそ半分がまかなわれます

デンマークエネルギー機構(The Danish Agency Energy)は、デュポンのグリンステッド工場での持続可能エネルギー対策に対し、最大6,100万デンマーククローネ(日本円にしておよそ9億7,500万円)を助成する事に同意しました。

価値ある環境への取り組み

デンマーク産業連盟のエネルギーグループのディレクターであるトローオルス・ラニスは、このプロジェクトは、企業の環境問題への取り組みの良い例であると語っています。彼は、「CO2排出量削減に企業の注目が集まっています。グリンステッドでのプロジェクトは、再生可能エネルギーの利用およびに持続可能性への注力は、企業利益にもつながる事を他の企業にも示すことができます」と述べています。

デュポンは本プロジェクトを数年前より開始しています。8月には工事着工を予定しており、2017年の第一四半期には操業を開始する見込みです。

注目の高まる持続可能性

工場マネージャーのマーティン・マドソンは、このプロジェクトはエネルギー効率の向上だけでなく、工場の競争力をも高める事になると注目しています。

さらに、再生可能エネルギーへの転換は、すべてのデュポン ニュートリション&ヘルスの工場生産の持続可能性を高めていく取り組みにおいて自然な流れです。グリンステッド工場での主要な生産素材のひとつはパーム油を主原料とした乳化剤です。この工場では2014年から2015年にかけてすべてのパーム油を「持続可能なパーム油の円卓会議(RSPO)」で認証されたパーム油に切り替えています。今後は、持続的に調達が可能な木質チップを燃料として利用する事もまた、グリンステッド工場において重要な取り組みのひとつとなります。

デュポン ニュートリション&ヘルスについて

デュポン ニュートリション&ヘルスは、食品栄養の徹底した専門知識と、最新の研究や科学知識をもとに、食品、飲料そしてサプリメント業界へ比類のない価値を提供します。革新的な問題解決力と、深い消費者インサイトを持つ我々の幅広い製品ポートフォリオは、お客様の持つ問題や課題を、価値あるビジネスチャンスとする事が出来ます。

デュポンは1802年の創業以来、世界最高水準の科学技術を基盤に、革新的な製品や素材、サービスを提案しています。お客様や政府、NGO、オピニオンリーダーとの連携を通じ、世界中の人々に十分に安全な食糧を提供すること、化石燃料依存からの脱却、人と環境の保護など、世界的な課題へのソリューションを見出すご提案が出来ると信じています。デュポンの取り組みに関する詳細は、http://www.dupont.co.jp(米国サイト:http://www.dupont.com)をご覧ください。

本参考資料は、米国時間2016年6月16日に米国デュポン社が配信したリリースの抄訳です。当資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。