デュポンの封止材、太陽光モジュールを長寿命化に貢献
第三者試験機関の試験により明らかに

                                    デュポンの封止材、太陽光モジュールを長寿命化に貢献

                                                第三者試験機関の試験により明らかに

    デュポン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中 能之)のデュポンPVソリューション事業 は、太陽光モジュールのセルや回路を保護する封止材について、第三者試験機関である株式会社ケミトックス(本社:東京都大田区、以下ケミトックス)が行ったPID(Potential Induced Degradation:電圧誘起出力低下)試験によって、デュポンの太陽電池用アイオノマー封止材が、PID耐性を有することが実証されたと発表しました。
    今回実施されたケミトックスの試験結果によると、デュポンの封止材を使用した場合、従来タイプの封止材と比べて約25倍の電圧誘起出力低下(PID)に対する耐性があることが明らかになりました。

    Underwriters Laboratories Inc. (UL) およびAmerican Association for Laboratory Accreditationから認証された第三者試験機関である株式会社ケミトックスでは、実際の使用環境を再現するために、厳しいテスト条件により試験が行われました。従来材料のEVAを使用したモジュールでは、約8時間の耐久試験で出力劣化が観察されたのに対し、アイオノマーを使用したモジュールでは、200時間以上の耐久試験後も全く出力劣化が起きませんでした。

    「封止材の選択は、太陽光パネルの耐久性に非常に大きな影響を与えます。」と、PVソリューションズ事業部長の 柴田道男は語っています。「太陽光発電システムのPID耐性はシステム設計によってさまざまな対応策がありますが、デュポンのアイオノマー封止材は、非常に厳しい試験環境において、従来材料のEVAに比べ、明らかに優れた信頼性と耐久性を持つことを示しました。これは、材料が太陽光パネルの発電効率や寿命だけでなく、パネルメーカーや投資家の方々のリスク低減にも重要な役割を果たしていることを示す良い例だと思います。」
 「早期のシステム不良は最近の太陽電池業界が直面する深刻な問題のひとつです。」と株式会社ケミトックスの統括部長坂本清彦氏(PV評価技術事業部)は述べています。「第三者機関による試験は今後とも、PIDの評価および分析にとって非常に重要な役割を果たしていくと思います。」

    デュポンのアイオノマー封止材は、ユニークな電気特性と十分な透明性と耐久性をあわせもっており、高効率で長寿命な太陽光パネルを可能にしています。このアイオノマー封止材を使用した、結晶系太陽光パネルの商品化は年内に予定されています。

    今後もデュポンは、高品質かつ高信頼性を備えたモジュール材料の開発を加速させ、お客様のご要望に対応するとともに、事業の拡大を図ってまいります。

 デュポンは1802年の創業以来、世界最高水準の科学技術を基盤に、革新的な製品や素材、サービスを提案しています。お客様や政府、NGO、オピニオンリーダーとの連携を通じ、世界中の人々に十分に安全な食糧を提供すること、化石燃料依存からの脱却、人と環境の保護など、世界的な課題へのソリューションを見出すご提案が出来ると信じています。デュポンの取り組みに関する詳細は、http://www.dupont.co.jp(米国サイト:http://www.dupont.com)をご覧ください。
 日本国内における太陽光パネル用アイオノマー封止材の開発、販売は三井デュポンポリケミカル株式会社が行っています。

 

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以 上

写真: アイオノマー封止材とEVAの比較。
* EL試験写真比較(暗い部分はセルの発電量が低下していることを示している。)

EVA Module after 8 hr

Ionomer Module after 200 hrs