ばれいしょの疫病は、早めの殺菌剤散布で出さない、広げない。

バレイショ疫病の生活環におけるゾーベック®エニケード®の作用活性

ばれいしょの疫病(Phytophthora infestans)は、主に葉、茎部分から感染し、病原菌がいもまで到達すると塊茎腐敗を起こすため、収穫量とその市場価値を大きく損なう病気です。感染するとその広がりは早く、葉にカビ状の病斑が見えるようになってからでは殺菌剤が効きにくくなります。

疫病菌は低温(20℃以下)と多湿を好み、疫病の感染のもととなる遊走子は水中を泳いで広がるので、降雨の後には特に感染リスクが高まります。降雨、霧、曇天など湿度の高い条件下では、疫病菌が広範囲かつ早く広がってしまいます。

疫病防除の厄介なところは、雨によって感染が広がるのに対し、降雨の前後は農薬散布に適さないことです。降雨直前の散布では、せっかく散布した殺菌剤が流れてしまいますし、雨の直後では地面がゆるんで散布機が畑に入れないなど、防除をしたくても上手く散布できないという状況に陥ります。

そのため、ばれいしょの疫病防除は先手必勝、感染の前に殺菌剤で保護しておく予防散布が大切です。

  • 疫病の初発をしっかり確認
    最初の散布が感染前の予防散布になるよう、地域の病害虫発生予察情報なども参考に疫病の初発時期を確認しましょう。また、畑を見回り、発病の兆候を確認したら、直ぐに防除してください。
  • 栄養成長期には新葉の保護
    開花までの栄養成長期には次々と新しい葉が伸びてくるため、殺菌剤のかかっていない新葉部分から疫病に感染することがあります。この時期には、殺菌剤の散布後に展開する新葉まで保護できる移行性の高い薬剤が適しています。生育期の前半にしっかりと予防防除をしておくと、圃場全体の菌密度が下がり、後半の防除がしやすくなります。また、臨機防除の必要性を下げることにもつながります。
  • 作用性の違う殺菌剤をローテーションで使う
    効果の安定化と耐性菌管理のために、作用性(薬剤系統)の違う殺菌剤同士でローテーションを組んだ体系防除を心がけましょう。同一系統に属する殺菌剤ばかりに頼った防除をすると、耐性菌発現のリスクが高まり、長期的には疫病防除に効果的な殺菌剤が減ってしまう恐れがあります。

デュポン™ゾーベック® エニケード®は散布部位から上方への移行性に優れているため、新葉が展開する栄養生長期においても、ばれいしょを疫病から的確に保護することができます。

また、疫病菌に対する基礎活性が高く、病原菌生活環における様々なステージに作用する特長があるため、見極めの難しい疫病の初発時期にやむをえず最適な防除タイミングを逃してしまった場合でも、比較的安定した効果が期待できます。

デュポン™ ゾーベック® エニケード®の製品ページはこちらからご覧ください。

病害虫の発生状況を的確に把握し、防除方法やタイミングを決定するための情報を収集することは、JGAP基準(青果物2016は24.1.1、青果物2010は6.1.3)でも規定されている通り、効率的な病害虫防除を行ううえで重要です。
予防的な殺菌剤散布で、ばれいしょの疫病を「出さない、広げない」を実現させましょう。

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