実際の状況を再現して Nomex® の防火服を検証

DuPont では、DuPont™ Nomex® による新世代の外衣層の性能評価を目的に、Nomex® パートナーの協力の下、Nomex® 製の防火服を対象とした新たな長期試験プログラムが開始されました。

ルクセンブルグのワッセルビリクにある RAGTAL (地域呼吸装置着用者研修施設) では、木造加熱消火施設やフラッシュオーバー設備を使用して、欧州各地から集まった消防士を対象に研修が実施されています。 この研修プログラムは、屋内消火活動で取るべき正しい戦術の実践、視界不良など複雑な状況での消火、極端な状況からの緊急救助、ビデオ カメラを使用した人々や火災の探知で構成されています。

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Nomex® の防火服試験

年間およそ 1,000 人の研修生を指導する消火行動 (CFB) チームの各講師には相当な身体的ストレスがかかることから、講師にとっては研修プログラムの間、信頼できる性能の防護服を着用することが重要です。 そのため、RAGTAL の消火行動講師は、優れた耐炎耐熱性だけでなく、抜群の耐久性を備えた Nomex® Tough を外衣層に用いた最先端の防護服を着用しています。この生地は Nomex® 繊維本来の耐久性を備えているため、耐用期間を通じて防護特性が維持されます。

消火行動講師の要求を満たす設計変更

RAGTAL の消火行動 (CFB) チームの講師が着用する Nomex® 防護服は、DuPont が、Nomex® のパートナー 6 社 (生地メーカーの Fritsche 社、衣服メーカーの Consultiv 社、Isotemp-Vorndamme 社、S-Gard 社、Texport 社、Viking 社) と協力して行った 2 年間の共同プロジェクトの結晶です。 Nomex® Tough のアウターシェルを特長とするこの衣服には、メーカーの赤褐色の標準設計が採用されていますが、 RAGTAL の講師陣の特別な要求を満たすために、この設計に若干の修正が加えられました。

実際の状況下での耐用年数試験プログラム

2009 年 6 月に RAGTAL に配布された Nomex® の防火衣料を対象とする新しい評価プログラムが DuPont 社内で開始されました。 CFB 講師が衣料の摩耗や快適性を検証するエキスパートとして、極端な状況下の厳格な試験で衣服の性能を試しています。

講師は各セッション後に防護服の品質を検査して記録します。 そして、防護性および快適性、生地構造、中間層の性能、付属する他の材質の性能の実体験が各メーカーと DuPont に伝えられ、 このフィードバックを基に Nomex® 製の防火衣料が改良されます。

英国地域マネージャーを務める Ian Samson 氏は、「RAGTAL の消火行動講師の防護服は最高品質の製品で、その効率性が毎日検証されています。講師から得た知識は、次世代の高性能防火服の快適性を向上させるという当社の目標達成に向けた Nomex® 製品のさらなる開発の基盤になります」と述べています。