金属代替のための革新的なアイデア

金属代替の優位性を確立する

生産工程と新製品開発はどちらも急速に進み、複雑化しており、多くの場合、軽量化とコストおよび生産時間の削減を実現するためには金属代替が鍵となります。

当社では、自動車からエネルギー産業まで、幅広い産業で利用できる、超高強度で耐熱性を備えコスト効率の高い製品に対応したさまざまな高機能樹脂を取り揃えています。

拡大し続ける機会

現在、車両重量の約 16% をプラスチックが占めていますが、この数値は増加傾向にあり、今後 5 年以内に 25% に到達するだろうと予測されています。 この金属代替による軽量化を実現させるには、応力、振動、熱、耐薬品性、耐環境特性に対する部品の厳しい要求を満たすエンジニアリング プラスチックが必要になります。

DuPont は、生産装置から自動車エンジン、石油やガスの探査および採取掘削装置、携帯電話やタブレットまで、幅広い用途で金属代替を実現する機会を模索・検討しています。

いくつもの革新戦略
 
このように大きな機会は限られた製品群や手法では対処しきれません。 そのため DuPont は四大陸にわたり 40 か所の製造、開発、研究センターに人員を配置し、多くの高品質熱可塑性プラスチックおよびエラストマー製品と数千のブランドを提供しています。

それだけではなく、 さらに DuPont パフォーマンス ポリマーでは、関係する多くの顧客との共同体制を積極的に整備し、化石燃料への依存の軽減に貢献しています。 当社は常に新たな金属代替を実現すべく軽量材料の発見と開発に取り組んでいます。

自動車イノベーション センター

DuPont はイノベーション センターのグローバル ネットワークを通じて、お客様、公的機関、学術研究機関、およびビジネス パートナーが DuPont のイノベーションをリアルタイムでご理解いただき、ご利用いただけるように世界規模の共同スペースを提供しています。

インドのプネーからミシガン州のトロイ、スイスのジュネーブ、中国の上海、日本の名古屋まで、イノベーション センターを通じてお客様と協力し、実践的かつ日常的な金属代替プロジェクトやより大きな目標の実現に向けて取り組んでいます。特に 化石燃料への依存を軽減するため新たな製品、部品、システムの開発に取り組んでおります。
 
次世代の材料

エンジニアリング熱可塑性プラスチック材料は、金属代替に求められる安定した強度と剛性、そして優れた衝突性能を備えています。 これらの材料は耐クリープ性も高く、高温においても機械物性を維持し、耐腐食性も備えており、金属の特性はこれらに及びません。

Zytel® HTN

DuPont™ Zytel® HTN は高機能ポリアミド樹脂の一種で、その一部は芳香族ナイロンです。 大部分の Zytel® HTN 樹脂は PPA (ポリフタルアミド) と呼ばれるポリマーで、高い機能と加工性を兼ね備えています。

Zytel® HTN グレードは次世代製品であり、強度、剛性、衝突性能をバランスよく備え、金属だけでなく、他のガラス繊維強化ポリアミドにも優位性を示します。

PA MXD6 と比較した場合の Zytel® HTN53 の利点:

優れた耐衝撃性と破断伸び値

  • 低密度
  • 易成形性 (低い金型温度、90°C に対して 140°以上)
  • 低バリ性

実証された優れた性能

熱可塑性エンジニアリングプラスチック は、アルミニウム、マグネシウム合金、アルミニウム合金などの金属よりも軽量で強度が優れているため、従来の金属部品の代替品として大きな可能性があります。

ブレーキ ブースター

トラクター ヒンジ

その性能と、より薄肉の形状により、部品の総コストと総重量を削減します。 自動車関連用途では、軽量化は燃費の向上につながります。 実績のあるパフォーマンス ポリマーは、次に示すその他の製品や処理工程の優位性にも貢献します。

  • 部品の統合による機能的な利点
  • 設計における革新の可能性
  • 高い耐食性、全体を着色する優れた表面仕上げ
  • 扱いやすく、輸送費を低減

短時間で完成

処理サイクルが短いことも、エンジニアリング熱可塑性プラスチックが金属代替品として優れている点です。 一般的にダイカストおよび板金構造物には 6 段階の処理がありますが、熱可塑性プラスチックは顆粒状態から完成品まで 3 段階しかなく、完成品をいち早く市場に投入することができます。