Vamac® のグレードの選択

Vamac® の性能

Vamac® のグレードの選択と性能

ゴムの合成や部品の製造にご利用いただける、さまざまなグレードの DuPont™ Vamac® エチレン アクリル エラストマーをご用意しています。 適切なグレードは、通常、以下のようなさまざまな要因の組み合わせで決まります。 

硬化方法

ジアミン硬化ターポリマーである Vamac® G は、ほとんどの用途に適したポリマーです。二次加硫が実用的でない場合や望ましくない場合は、パーオキサイド硬化ジポリマーである Vamac® DP を使用できます。 

基本的な熱特性と油膨潤性

Vamac® G および Vamac® DP を使用したコンパウンドは、通常 50% ~ 60% の IRM903 油膨潤性を示します。 適切に合成されたポリマーは、175°C (347°F) で 6 週間の連続使用に耐え、50 パーセントの伸びを維持します。 Vamac® は、一般的に ASTMD2000/SAE200 評価で EG または EF に該当します。

油膨潤の低減

油膨潤性を抑えた製品として、DuPont では Vamac® GLS を提供しています。 低膨潤グレードは、IRM903 油膨潤性が、同等の Vamac® G の約半分に抑えられています。 ただし、油膨潤性が低いため、低温柔軟性は 7°C ~ 10°C まで低下します。

低温柔軟性

Vamac® G と Vamac® DP のガラス転移点は、-30°C (-22°F) ~ -35°C (-31°F) の範囲です。 Vamac® は、必要な特性範囲に応じて -25°C (-13°F) ~ -55°C (-67°F) の範囲で柔軟性を維持するように合成できます。 低膨潤グレード (Vamac® GLS) のガラス転移点は Vamac® G より若干高いため、低温柔軟性の範囲は -15°C (5°F) ~ -45°C (-49°F) になります。 

高温性能

Vamac® GXF を使用したコンパウンドは、Vamac® G と比較して、高温での引張特性と動的耐疲労性が向上しています。機械物性、引裂強度、および耐熱性は、Vamac® Ultra HT でさらに向上します。高粘度の Ultra HT は加工性を向上させ、Vamac® G や GXF よりも優れたグリーン強度をもたらします。 
 

成形または押出用

Vamac® G および DP タイプはどちらも低粘度で、特に射出成形やトランスファー成形などの成形に適しています。 ほとんどの押出成形用途など、高いグリーン強度が必要な場合には、Vamac® G と、より高粘度の Vamac® HVG または Ultra IP を混合することを検討してください。 Vamac® Ultra IP は、性能と生産性を向上させます。粘度の高い Ultra IP は、充填剤や他のコンパウンド原料の分散性を高め、分散速度を向上させます。これは特に低硬度のコンパウンドや可塑剤レベルの高いコンパウンドで顕著になります。Ultra IP は、金型の汚染を抑えることで生産性も向上させます。

コンパウンドに関する考慮事項

販売されているすべての Vamac® ゴムには、加工に必要な少量の離型剤が含まれています。 特定の性能ニーズや企業の専有要件を満たすため、配合組成を最適化させる上で技術的な支援が必要な場合には、お気軽に当社までお問い合わせください。