デュポン 製造設備の増設でMOLYKOTE® 特殊潤滑剤の生産能力の増強

 
 
 
MOLYKOTE® 特殊潤滑剤
 
 
 

自動運転車や電気自動車の市場拡大に対応するため、また、自動車および産業用途における法規制やサステナビリティのニーズを満たすために、 デュポンは、MOLYKOTE® の製造施設に多額の投資を行うことで、高品質で高性能な潤滑剤製品を生産するためのグローバルな生産能力と費用対効果の高いサプライチェーンを確立しました。これらの投資により、サウスカロライナ州バークレー郡と日本の千葉にある MOLYKOTE® 特殊潤滑剤製造施設の拡張が可能になりました。

トライボロジーと材料科学に対する広範な専門知識と相まって新たに拡張された生産能力は、自動車、電子機器、食品・飲料、ヘルスケア、重工業、再生可能エネルギーなどの市場成長に向けたデュポンの能力を強化するものであり、地理的な拡大に向けた態勢を整えるものです。

これらの生産拠点では、最新の制御システムが導入されると同時に、経験豊富な人材を移転させることで、能力と信頼性を向上させました。

デュポンのクーパーリバー工場はサウスカロライナ州バークレー郡に位置し、デュポン Hytrel® 熱可塑性エラストマー事業の拠点となっていますが、この度 MOLYKOTE® 特殊潤滑剤の製造もできるように拡張されました。

「工場の拡大は、デュポンと3つの郡に多大な経済成長と機会をもたらしました。」とクーパーリバー工場長であり、デュポンの MOLYKOTE®、Hytrel および Liveo ブランドの部門責任者である Bill Alexanderは述べています。「お客様へのサービスを向上させ、お客様が抱える潤滑に関する課題を解決するソリューションを提供できる、すばらしい施設を得ることができて嬉しく思っています。」

デュポンは、同施設への新たな投資以外にも、継続的なボランティア活動や、サイプレス公園のボート乗り場や植物保護区に必要な駐車場のための土地の寄付などの取り組みで、クーパー・リバーのコミュニティを支援しています。

日本の千葉にある MOLYKOTE® 工場は、東レの千葉工場 の敷地内にある デュポン・東レ・スペシャルティ・マテリアル株式会社 (DTSM) の一部として運営されており、DTSMではエレクトロニクス用の特殊シリコーンを含む幅広い製品を製造しています。

「千葉工場の製造では、世界中の重要な自動車および多くの産業のお客様をサポートしています」と千葉工場のオペレーションリーダーである土岐 照和は述べています。「需要は堅調で、生産量も増加しています。」

デュポンの環境に配慮した取り組みを反映して、千葉工場の従業員は地域のボランティア活動に積極的に参加しており、特に海のクリーンアップのための地域活動に貢献しています。