「アンチフリクション コーティングの摩耗痕測定に対する統計的考察」プレゼンテーションをオンデマンドでご覧いただけます。

 
 
 
テクニカルプレゼンテーション「アンチフリクション コーティングの摩耗痕測定に対する統計的考察」
 
 
 

2021年のトライボロジストおよび潤滑技術者団体(Society of Tribologists and Lubrication Engineers) (STLE) )のバーチャル年次総会および展示会において、MOLYKOTE® 特殊潤滑剤の研究開発担当化学者である Melissa Mushrush 博士が、技術プレゼンテーション「耐摩擦性コーティングにおける摩耗痕測定に対する統計的考察」を行いました。

Mushrush 博士のプレゼンテーションでは、様々な膜厚や摩耗痕の深さ、幅、体積の測定を評価し、どの方法が統計的に有意な一連の測定において最も小さい標準偏差を提供するかを見極めました。また、標準偏差が最も小さい方法を使用した際に検出できる最大の変化についても調べました。

このプレゼンテーションの録画をオンデマンドでご覧いただけます。

 
 
 
Melissa Mushrush 博士

Melissa Mushrush 博士について

Melissa は、ダウ・ケミカル社での14年間の勤務を経て、2017年からMOLYKOTE® ブランドの特殊潤滑剤に携わっている化学者です。現在、彼女はアンチフリクション コーティングの摩擦や摩耗に対する性能を向上させるための新しい素材を研究しています。

Melissa は、真空技術、薄膜蒸着、フィルムおよびデバイスの特性評価、プロセスデータ管理、統計およびエラー分析、加速試験法などの専門知識で MOLYKOTE® に貢献しています。

Melissa は、ダウ・ケミカル社の リサーチアセスメント プログラムで仕事を始め、均一系触媒、エポキシ電気積層板、ポリマー発光ダイオード、ポリイソシアヌレートフォームなどのプロジェクトに従事した後、2005 年初頭に ハイスループットフォーミュレーション ラボ に参加しました。2006年末には、薄膜太陽電池技術への取り組みを開始するため、小規模な中核研究開発グループの一員として採用され、二セレン化銅インジウムガリウム [Cu(In,Ga)Se2またはCIGS] をベースにした薄膜太陽電池の成膜と特性評価の新しい機能を実現するうえで重要な役割を果たしました。Melissa は、国立再生可能エネルギー研究所(NREL)やデラウェア大学のエネルギー変換研究所との共同研究を主宰し、ダウ社の太陽電池に関する専門知識を確立しました。また、ドイツのドレスデンにあるVon Ardenne Anlagentechnik 社の特殊な真空装置の共同設計も主導しました。

STLE のメンバーであるMelissa は、ウェスリアン大学で化学とロシア語・ロシア文学の学士号を取得し、ノースウェスタン大学のトービン・マークスグループで無機化学の理学修士号と理学博士号を取得しています。