海水淡水化は通常、浸透あるいは逆浸透のどちらかのプロセスで行われています。ここで解説する用途は、ろ過膜の片側に圧力をかけてイオンや塩類などの水以外の 不純物を除去するろ過方法である海水逆浸透(SWRO)のプロセスの一部です。浸透圧より大きな圧力をかけると、溶媒が浸透圧に逆らって移動するプロセスを逆浸透と呼びます。
逆浸透膜の組立て時には、一連の膜の間をつなぐ Oリングを潤滑し、高圧水(約1,200 psi/82 atm)に対してシールするために、グリースが必要となります。
これまで使用されていた製品は、リチウム石ケンで増ちょうしたグリースに EP (極圧) 添加剤を加えたもので、食品や水との接触に関する適切な認証や承認を受けていませんでした。お客様は、FDA 21 CFR 175.300、NSF 51、NSF 61、WRAS の認証を受けた商品をお探しでした。
MOLYKOTE® 111 コンパウンドは、必要な食品認可や、WRAS の認証を受けています。