デュポン 個人用保護具がサステナビリティをサポートする仕組み
人びとや地球を守るサポートをする革新的な製品
作業をする上で直面する危険要因は、かなり異なる場合があるものの、一般製造業、石油・ガス、鉱業、ユーティリティから製薬、電子工学、自動車まで幅広い産業における世界中の作業者は、医療従事者、消防士、救急救命士と同様に、<br>デュポン個人用保護具によって自身の安全が保たれています。
個人用保護具 (PPE) およびソリューションにおいて最高の信頼を得ている革新的なブランドである、<br>タイベック®、ノーメックス®、ケブラー® を使用した実績ある保護具を採用することにより、作業者は作業現場の危険要因から守られ、シフトが終われば無事帰宅できます。また、こういった科学的根拠のあるPPEソリューションは、<br>バリューチェーンを通してサステナビリティも促進しています。
PPE 向けのタイベック® は、幅広い化学物質の脅威や危険から身を守るのに役立つ、快適で耐久性に優れた防護服を提供します。無菌室から危険を伴う清掃まで、タイベック® は作業に適切なPPEを提供しています。サステナビリティに関して、タイベック®には下記のような明確な利点もあります。
リサイクル可能
高密度ポリエチレン(HDPE)で作られているため、タイベック®防護服はタイベック®防護衣類リサイクルプログラム※を通して100%リサイクル可能となっており、防護服は廃棄することなく、リサイクルすることができるのです。
（※ 日本国内では実施しておりません。）
廃棄物の低減
素材が軽量であり、引き裂き・突き刺し強度に優れているため、製品寿命の終了時には素材の廃棄量を低減できるだけでなく、エネルギーや資源消費の低減にもつながります。
低添加剤
タイベック®は、RoHS(指令 2015/863/EU)やREACH規則 高懸念物質(SVHC)などの欧州指令に定められている可塑剤や制限化学物質を使用していません。
デュポン™ ノーメックス® は、幅広い熱的危険性に対してきわめて優れた耐熱・耐炎 (FR) 保護を提供することを可能にします。熱や炎、電気アークフラッシュからの防護まで、ノーメックス® は徹底的な耐炎保護を提供します。ノーメックス®には下記の利点があるため、サステナビリティ目標の達成も促進します。
リサイクル可能
ノーメックス® 製の防護服はリサイクル可能で、ノーメックス®の防護服からリサイクルされた繊維は構成素材や耐炎性が必要なその他の製品に使用されていることが明らかになっています。
軽量
ノーメックス® 製の防護服は軽量です、FRコットンや人工繊維の混合をベースにした他社製品よりも軽量で、輸送時のエネルギー使用量を削減できる可能性があります。
廃棄物の低減
ノーメックス®の生地は卓越した耐久性と保護性を提供しており、性能を犠牲にすることなく最大125回洗うことができます。平均的な摩耗寿命は5年で、各着用者が出す廃棄物が大幅に減少します。
資源効率
ゴンバリ・スチール・サービス(Gonvarri Steel Services)と提携しスペインでのノーメックス®製品の製造中に生成された副産物を有益な用途に活かして、年間の水使用量、電力消費量、陸上輸送を低減させます。
エコテックス®認証済み
ほとんどのノーメックス®の生地は、REACH規則のAnnex XVIIの要求を満たしていることを示すエコテックス®のスタンダード100の認証を取得しています。また、環境に優しく、社会的責任を持って製造されています。
ケブラー®製の手袋やアームカバーは、産業界の安全基準を満たすもしくは上回る優れた機械的保護と熱的保護を提供することから、工場作業者に愛用されています。ケブラー®は下記のサステナビリティに関する重要なメリットも提供しています。
低添加剤
ケブラー®は、RoHS(指令 2015/863/EU)やREACH規則 高懸念物質(SVHC)などの欧州指令に定められている可塑剤や制限化学物質を使用していません。
廃棄物の低減
ケブラー®製の手袋は有効な製品寿命を延ばすことで、10回以上洗濯することができます。ケブラー®製の手袋は他の防護手袋ほど頻繁に交換する必要がないので、各作業者が出す廃棄物の量が著しく減少します。
軽量
ケブラー®は同じ重量のスチールの5倍の強度があります。この驚異的な強度を武器に、 ケブラー®は高性能ポリエチレン(HPPE)といった他社製品よりも25%少ない素材で、軽量で同等の切削性能を提供しています。
ISO 14001認証
タイベック®の生地、ノーメックス®の繊維、ケブラー®の繊維は、国際標準化機構(ISO)14001に準じた検証済みの環境マネジメントポリシーの下で製造されています。ISO 14001:2015では、組織が環境パフォーマンスを向上させるために活用することができる環境マネジメントシステムの要求事項を定めています。対象は、サステナビリティのうち環境に関する柱に貢献する体系的な方法で、環境責任を管理しようと努めている組織です。